ザウルス用クロスコンパイル環境再構築 [Zaurus]
なんとなくクロスコンパイル環境が欲しくなる五月病。やはりThinkPadが飛んでcoLinuxの環境を失ったのは痛手でした。なんでバックアップが残って無いかな~。
でも今の環境はHDDが増えているのでVMWare Playerも入れられる!というわけで久々に環境を構築してみました。
参考サイト:
Debian GNU/Linux 4.0 (etch) にクロスコンパイル環境を構築する(あさあさの公開メモ)
非常にわかりやすく解説されているので通常のクロスコンパイル環境ならば難しいことは何もありません。
■一応覚書き
VMware-player-2.0.0-45731.exe
debian-40r0-i386-netinst.iso
を使用。
インストール後
$su
$updateAndAdd.sh
ブラウザでhttp://localhost:901/を開きSWATの設定
SHARES-homes-read only[no]-変更を反映
PASSWARD-ユーザーzaurusを追加
ここまでで、debianの設定は終了
いったん終了してこのイメージを保存しておくと後の作業で失敗した場合のリトライが簡単です。
■クロスコンパイル環境のインストール
面倒くさいのでシェルスクリプト化
必要なファイルを/home/zaurusにコピー
gcc-cross-sa1100-2.95.2-0.i386.rpm
glibc-arm-2.2.2-0.i386.rpm
linux-headers-arm-sa1100-2.4.6-3.i386.rpm
binutils-cross-arm-2.11.2-0.i386.rpm
qtopia-free_1.5.0-1_i386.rpm
tmake.conf.diff
$su
$installCross295.sh
dev-x86-qpe.sh、dev-x86-qpe.shを作成して完了
通常のクロスコンパイル環境ならばここまでで良いのでこのイメージも別名で保存。
■gcc-3.4とSDLの環境をインストール
fmsxのコンパイルに必要な環境を作成。/usr/localにぶちこみます。
参考サイト:
クロスコンパイル環境構築まとめ(月夜さんとxubuntu)
coLinux+Debianでりなざう開発環境(続・運転記録(今日の戯言))
必要なファイルを/home/zaurusにコピー
binutils-2.17.tar.gz
gcc-3.4.6.tar.gz
SDL-1.2.5.tar.gz
pthread.diff
sigthread.diff
elf.diff
これはかなり時間がかかります。
手抜きスクリプトなので途中で失敗したら初めからやり直しです。
無事終了したらdev-arm-qpe3.shを作成して完了。
■テスト
目的であるfmsx-sdlをコンパイルしてみます。
必要なファイル
fMSX27.tar.z
fmsx-sdl-2.7.0.40src.tar.z
fMSX-SDL-z070529.patch
$tar zxf fMSX27.tar.z
$tar zxf fmsx-sdl-2.7.0.40src.tar.z -C MSX
$cd MSX
$./patch.sh
$cd ..
$patch -p0 < fMSX-SDL-z070529.patch
$cd MSX
$make clean
$make
$arm-linux-strip fmsx
これでfmsxをザウルスに持っていって動けば成功です。手元の環境では動くのを確認しました。いやー良かった。もう一度コンパイルが通るとは思ってなかったですよ。
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