2008 F1開幕戦 オーストラリアGP [F1]
今年は全然前情報を仕入れてないのですが、事前のテストでは一つ抜けて速かったはずのフェラーリが全然速さも強さも発揮しないレースでした。
開幕戦と言うこともあり、まだまだ各チーム信頼性が完全ではないのは常だと思いますが、今回はそれよりアクシデントが目立ちました。レギュレーションの変更が結構響いている感じ。
結局チェッカーを受けたのが7台。完走扱い含めて9台というサバイバルレース。
その中でも前評判どおりだったハミルトン、マクラーレンが磐石。続いてハイドフェルド、ロズベルグ。また時代が変わった感じですね。ハイドフェルドは昨年から良いですけど。
ルーキーもそれぞれ頑張ってましたが・・・ピケJr遅くない?何かトラブルを抱えていたならまだ良いのですが、終始琢磨の後ろでは、厳しいですね。車が出来てなかったのかな。アロンソチームだとそれはありそうですけど。
昨年よりは先頭を含めて接近戦のような感じなので、バトルが結構面白いシーズンになるかも。ハミルトンを早めに誰かが押さえに行かないと一人だけマイペースで走られてしまいそうではありますが。
2007 F1ブラジルGP 最終戦 の後 [F1]
生中継のすぐ後に記事を書いてしまったので寝ながら「この後ペナルティとかでハミルトンの順位が上がったりしたらやだなぁ」とか思っていたら・・・
ほ、本当にそんな話になってるーっ!
審議対象はウィリアムズとBMW。結局FIAはペナルティ無しとしましたが、もし2チームが失格とかになると、ハミルトンが4位に上がってワールドチャンピオンになってしまいます。
・・・当然マクラーレンは異議を申し立てるわけですが。
これは難しい。FIAの裁定はフェラーリよりだと取られても仕方が無いのですが、あれだけ熱かった最終戦の結果が、全く関係ないチームのペナルティでひっくり返ってしまってよいものかと言う葛藤もある。ただの人情論かもしれないけど。
日本GPまでは頑張っていたハミルトンにも権利が無いとは言わないけど・・・正直それでワールドチャンピオンをもらってもなぁ、本人も嬉しいのかどうか。
もしこれで、ライコネンがワールドチャンプを失うことになったら・・・泥酔して店をぶっ壊すぐらいはあっても仕方ないと、世界中の人が認める気がするぞ。
2007 F1ブラジルGP 最終戦 [F1]
すげーっ!ライコネン勝った!チャンピオン大逆転!!!
ついに悲願のワールドチャンピオンに!
いや、なんつーか、もの凄いよこの最終戦!
序盤にハミルトンがアロンソと競ってミス。順位を落とした後、ギアが入らなくなったのか一度スローダウン、18位まで後退。最終的に7位まで挽回するも1ポイント届かず。
ブラジルでは圧倒的に強いマッサがレースを引っ張り、一時おいおいどーするんだと思うほどライコネンをも突き放すものの、2度目のピットストップ前にちょっと突っ込みすぎてミス、これはグッジョブ!でした。アレは計算づくじゃないかねー。ライコネンにはあそこで抜かれても問題なかったわけだし。
一方アロンソは常に精彩を欠くレース。ペースが上がらず、もはや運頼みのような走りでしたが結局運も味方せず3位。ポディウムでの悔しそうな顔が印象的でした。
フェラーリ勢は予定通り、2度目のピットストップで逆転に成功、もう1ミスでアウトのコンマ単位の猛チャージをライコネンが成功させてトップへ。
ということで、優勝してマクラーレンの2人の結果次第、という一番厳しい条件でレース前ポイント3位だったライコネンがその条件を見事クリアし、ついに、ついにチャンピオンに!
過去数回チャンピオンを競っても届かず、速いのに運に恵まれず今年もフェラーリにありえないトラブルとか発生させた?ライコネンでしたが、最後はなんというかもう、もぎ取ったといっていい感じ。誰だこんなシナリオ書いたのは!
でも実際、何か日本のアナウンサーは先走ってましたが、ハミルトンがチェッカーを受けるまで、結果が分からない本当に最後まで目の離せないレースでした。
しかし観戦に来ていたハッキネンは得だなぁ。マクラーレンが勝ってもライコネンが勝っても良かったわけだし(笑)
2007 F1中国GP [F1]
ハミルトンまさかのミスでリタイア、ノーポイント。
ライコネン優勝。アロンソ二位でチャンピオンシップの決着は最終戦ブラジルへ持ち越し。
タイヤ選択という意味ではおそらく日本GP以上に難しかった中国GP、中盤でのタイヤ選択が勝負の鍵。そのタイミングで小雨がぱらつくも終盤に向けてコースはほぼドライコンディションへ。
難しいコンディションだったのでどの車もタイヤの磨耗がすごい。上位ライコネンやアロンソもほとんど溝のなくなったウェットタイヤで走っていたり、フィニッシュしたときもフェラーリはソフトの白いラインが消えるほどタイヤが磨耗していた。
その影響を一番受けたのがハミルトンで、リアのゴムが無くなるほど磨耗し、車のコントロールが全く効かずピット入り口で曲がりきれず、グラベルにつかまってリタイア。
そして!
今回も荒れたレース。ベッテルが数々のペナルティにもめげず快走、4位に。さらにバトンも難しいコンディションを捌いて5位。
これでスーパーアグリは一気に2つランクダウン。最終戦でどちらかが6位にはいるか、7位8位に入賞しないと(そしてホンダがノーポイントで無いと)ランクアップは無理。・・・かなり難しい。
来期のチームの存続とかに影響しなければよいですが。
2007 F1日本GP [F1]
大荒れウェットレース。ハミルトン優勝。アロンソまさかのノーポイント。
セーフティカーで20周近く練習走行をした後レース開始。しかし悪条件のためとにかくスピンやらクラッシュやらが多発。
上位を走っていたバトンが巻き込まれてフロントを失いピット。琢磨もいつの間にか壊してピット。とにかくこれで日本勢は後方に沈んでいいとこなしでレースを終える。
今回の注目はベッテル。
トロロッソで2位、3位を走り、ライコネンも追えない感じで走っていた。このままなら入賞どころか表彰台も、と思ったがアロンソがまさかの単独クラッシュで、再びSC。
そして!
なんとSC中に、ベッテルとウェバーがクラッシュ。共にリタイア。自身の成績もトロロッソがコンストラクターで順位を上げるチャンスもつぶしてしまった。そりゃー泣くわ、うん。
レース終盤は本当にサバイバル。
結局は割といつもの顔ぶれが入賞。マッサとクビサがゴール直前で熱いバトルをかましてくれました。リウッツィが粘りで初入賞。あとクルサードはこういう時強いね、やっぱり。
ダニエル・オーデットが恐れていた「普通じゃない」レースで、一時はベッテル大活躍で本当に逆転がありそうだったものの、結果としては自爆してくれたので事なきを得たという感じ。とはいえ、スーティルがじりじりポイント圏内に近づいているので最後まで気が抜けません。
次は中国。チャンピオンは決まるかもしれません。
2007 F1ベルギーGP [F1]
ライコネン完勝&フェラーリ1-2。
今度はフェラーリ。やはりコースによっての得意不得意が顕著。といっても2強枠でどっちが強いかだけで他はついてこれませんが。
上位が崩れないので中段はピット作戦を変えてくるのが定番に?たしかにそれによる順位変動はありますが、でもそれで上位に食い込めるようにはなってないような・・・。
作戦の差によるオーバーテイクは見られるので演出としてはありですが。
今回はスーティルがすごい。というかBスペック車の戦闘力はなかなかあるようなので下位チームはうかうかしていられません。ただまあ、ポイントまでは一波乱無いと届きそうではないけど。富士で暴れてくれると面白いですね。
2007 F1イタリアGP [F1]
アロンソ完璧な勝利。マクラーレン1-2。
土曜日クラッシュしたライコネンの逆転勝利を望む人は多かったと思うけど、さすがにペースに差がありすぎた。今回のアロンソは手が付けられない感じ。
マッサがリタイアしたので久々にホンダがポイントに届いた。予選の感じからしてもペースは若干上向き。ただレース中渋滞を作っていた事を考えれば他車に比べて遅いのでコースによって浮き沈みが激しいのは変わらなさそうです。
デビットソンが安定してきたものの、マシンが厳しいのと上位が崩れないのでポイントは難しい。ホンダの調子によっては順位変動あるかもしれません。
左近はわりとスーティルに近いタイムを出しているのでなんとか最終戦までいけそうな感じ。まあ最後尾だし、もしかしたらドライバーが引き出せる余地が単に少ないのかもしれませんが。あとはクラッシュしなければ。
フィジケラ、ラルフあたりはそろそろ来期が厳しい感じですかねぇ。ホンダもドライバー変えてもよさそうな気がしますが。
2007 F1トルコGP [F1]
マッサ優勝。ポイントランク上位が逆順で差が縮まったもしかしたら重要なレース。
マッサ&ライコネンのフェラーリ陣営が磐石のレースで1-2。3位で追っていたハミルトンがまさかのバーストで5位へ後退。変わりにアロンソが3位ゲットという、なんとも今後を面白くするには理想的な結果に。
ただ上位陣は入れ替わりがあったにせよ磐石のレースだったので下位は厳しい結果。
デビットソンはようやくまとめてフィニッシュしたものの14位。トヨタ、ホンダもポイントに届かず。ただホンダは最後尾から追って中段でレースが出来たので、まあまあだったのかもしれません。
左近も完走できてよかったねという感じ。
残り5戦。昨年を考えるとイタリアはライコネン、中国、日本はアロンソ、ブラジルはマッサ。これにハミルトンが絡んでくるとなかなか面白いですね。
2007 F1ハンガリーGP [F1]
んー、なんか面白くないゴタゴタが続いていて面白く無いなぁ。ハミルトン優勝。ライコネン猛追も届かず。でもマクラーレンにポイントなし。
それはともかく、アロンソもやるならもう少しうまくやれば良いものを。あれは単なる子供の嫌がらせ。まあチームのドライバーが両方速いと軋轢が起こるのは当然ですが、それにしたってレベルの低いやり様ですよ。
トヨタは今回それなりに頑張っていましたが、ホンダはさらに後退。もう底を打ったろうと思っていたのにさらに沈んで最後尾。なすすべなし。スパイカーすら抜けないとは。
デビットソンは速さは見せるものの相変わらず結果に繋げられず。レース感はまだ戻らないのでしょうか。最終戦までにいいトコを見せられるのかどうか。
戻って来た左近はスピンで終了。いや、スポンサードライバーだから降ろされないにしてもマシン壊しちゃ駄目っしょ。そういえば去年もリタイア多かったような。ぶっつけ本番だろうがなんだろうが出たら結果を求められるのがF1の世界ですから、スピードと結果を出せないと辛いトコロ。せめてタイムがスーティルに接近できれば良いのですが。
2007 F1 ヨーロッパGP [F1]
なんかすごかった。予選でハミルトンクラッシュ。無事だったものの10番グリッドスタートで結局ノーポイント。にしても、普通ドクターストップがかかるはずなんだけどなぁ、クラッシュ後に歩けないようでは。
スタート直後の土砂降りで次々マシンがコントロールを失ってF1墓場に吸い込まれていく様は危険だけれどちょっと見た目面白かった。あのトラックの状態では仕方ないとはいえ、もっとスピードを落として周回できていたマシンがあることを考えると、あそこに吸い込まれたドライバーは評価を落としただろうなぁ。結局直後に赤旗中断。
雨が上がり再スタート後はかなりごちゃごちゃしたものの、結局はアロンソがマッサをぶち抜いて優勝。ライコネンはまたしてもトラブル。不運。
それにしてもレースが混乱するとレッドブルが強い。今回は2台入賞でポイントも大量追加。速さもあるけどトラブルも多いのにこういうときにはやたら強い。
他の下位チームもこういうときこそ、もっとかき回して面白くしてほしいですね。