権利者団体は是が非でも後世にコンテンツを残したくない [雑感]
と思われるコピーワンスの話。
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20070717/fca.htm
難しい話だし、30年後より今メシが食えるかどうかだ、というのは良く分かる。が、だからといって30年後なんざどうなろうと知るかー、という姿勢で制度を決めるのがヤバイと言うのは今の年金制度のグダグダさを見れば明らかだ。
どうも、デジタルだと劣化しないという幻想があるように思う。データとしてはそうかもしれないが、しかしメディアは物だ。物理的、化学的に劣化していく。条件が悪ければ割とすぐに読めなくなってしまう。もう読み出せないCD-Rに覚えのある人も多いだろう。ましてHDDなどははるかに不良が発生する確率が高い。
またメディアは変化する。DVDはいつまで読める機械が存在するのか。DVDレコーダーが出て、VHSやβや8ミリからメディアの変換をした人も多いはず。しかし次はこれが出来ないのだ。
つまりここから先は、記録は失われていくのみで、継承されることは無くなる。わざわざ録ったものを全部移し変える人も少ないだろうが、しかしこれだけは、というモノも残せない。ただただ、劣化していく様を眺めていくしかなくなるのだ。
どうもその辺り、何も考えていないんじゃないかという気がしてならない。メーカーに責任を負わせて逃げる腹積もりか。たしかに芸術的才能と理系的論理思考は共存しにくいけど、考えないものだろうか。
メディアで売られるような番組ならまだしも、有名人の半生を追うような番組とか、バラエティ、ニュース、クイズ番組、お笑い番組とか。全部まとめてガチガチ禁止、というのはもう是が非でも後世に残してくれるな、というメッセージとも読める。
メディアの移し変え、そこまでして残したいものは少ない。ほとんどのものは消えていく。レアケースといって間違いない。そんなレアな状況まで面倒は見てられん、と投げているのが現状だ。
しかし、そういうモノこそが価値があるのは間違いない。録画した人が、これは絶対残しておきたいと思う番組。それは制作に関わった人間として誇るべきモノではないだろうか。
またヒステリックな極論を、と思わなくもない。実際孫コピーが出来なくて困ることはすぐにはほとんどないと思う。問題は少し先に出てくることになる。メディアが劣化し始めたとき、メディアが変わったとき。その頃今の権利者団体代表、重鎮たちはがっぽり儲けて一線あるいはこの世を去った後で逃げ切りが確定している。いまここで、はい決まり、とされるのは正直むかつく話なのだ。問題になったとき、責任を問えるならまだ納得も出来ようが。
コピー制限を時限化すればよいのになぁ。
ほったらかし掲示板考 [雑感]
掲示板をほったらかしにするのはどうも良くないようだ。
古いブックマークを見ていたらもう使われていない掲示板はのきなみ業者の自動書き込みで荒らされていた。
Blogから入ってきた人はもしかしてあんまりなじみが無いかもしれないけど、掲示板はちょっと前まで流行っていたシステム。大抵は誰でも書き込める。
CGIで作成されており、比較的自由に設置が出来た。サービスとしてプロバイダが用意していたり、掲示板をレンタルできるサービスもある。
現状使われているところはおそらく、技術的な更新も行われており対応が進んでいるものと思われるが、問題は昔設置したままになっている掲示板。
コメントスパムへの対応がされていない古いシステムのままになっていることが多いので、ロボットが書き込みし放題なわけです。
書き込みのログとして残しておきたい場合は要注意です。書き込み出来ない設定にしておく必要があるでしょう。
誰も見ていない掲示板ならば書き込んだ分だけログが流れて、ログサイズの上限以上にはならずにコメントスパムがぐるぐるまわるだけなので無害といえば無害ですが。でも書き込みされ続けているのも気持ち悪いですよね。
もし身に覚えがある方はこの機会に是非、昔設置した掲示板をご確認ください。
ビンテージ [雑感]
http://www.meti.go.jp/press/20060330004/20060330004.html
なんかもう、意地になってるとしか思えないと言うか、100%意地と言うか。
創った法律に口出されるのにキレて引けなくなっちゃった感じのPSE絡みですが。
ビンテージ物なんてうちには無いしな~とか思いつつリストを見ていたら。
うちにもあったよ国家認定ビンテージ!
そういやMIDI音源はたしかに楽器だ。
ま、こんなリスト作るより2001年以前の機器の中古販売を除外するべきと思いますが。除外と言うのもそもそも含まれてなかったはずなのでおかしいですが。
このリストもなあ、「心がけ次第では認定するよ?」的なにおいがぷんぷんするわけで。
1/2女性専用車両 [雑感]
ええええ!2両編成でって・・・。
埼京線に女性専用車両導入のとき、ちょうど利用していたところに直撃だったのでいろいろ書きましたし、そのとき4両とか6両編成でもあるという話は聞きましたが、半分とは。
つーかそれなら一両づつ色分けして「男性用」「女性用」で良いじゃん。ていうかそのほうがしゃれが効いていて良い。
何故かどこも男性専用車両を設定しませんよね。政治的な理由でもあるんでしょうか?
小型静音PCの罠 [雑感]
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/1214/aopen.htm
このキットは結構魅力的だったのですが、記事を見るとああやっぱり、と思いました。
小さいPCというのは魅力的で、ついつい手を出してしまいそうですが、廃熱が厳しく、爆音動作だったりすることが多いです。なんとなく、小さい筐体だと音も静かな雰囲気がありますが、逆なので注意しましょう。
で、そういった場合に、あまりに似合わない音をなんとかしようと思ってしまうと、「静音化スパイラル」に嵌ります。
私も昔Windy Poloの静音化や自作Mini-ITXケース製作などをしてみてしまった性質ですが、結論から言うと、ノートPCを買ったほうが幸せになれます。
これはおそらく慣れの問題で、静音化を進めても、少し静かになったところで結局その時点での音がすぐに気になりだすので、最終的に無音に行き着くまで満足できなくなるためではないかと思います。まあ、妥協点というのはあるのですが。
もし静音化に挑戦するならば、すべてのパーツをはじめから最高のものにすることをお勧めします。予算で妥協すると、諦めがなかなかつかずにスパイラルに嵌ります。
ただ後でふと気がつくと、普通より数割り増しのお金を支払って、発熱を抑えるために性能を妥協して、起動中の温度管理を気にしつつ、わざわざ製品寿命を縮めているということにむなしさを感じたりします。気づいたらダメです!
こういうのは「使うのが目的」、ではなくて「つくるのが目的」の遊びで買うモノですね。使う目的であれば今時ならノートPCでも性能は十分です。
迷惑な「嵩だか紙」 [雑感]
嵩だか紙、というのはその名の通り、嵩張る紙。通常より厚いらしい。これで本を作ると2百頁弱でも3百頁くらいの厚さになる。表紙はもちろんハードカバー。これで立派な本の出来上がり。これが流行ってて、バカスカ出ている。迷惑な話だ。
性教育の議論 [雑感]
と言ってもその内容についてどうこう言える立場ではない。しかしこの手の議論でいつも思うのは、「子供はそんなに馬鹿か?」という疑問。たしかに馬鹿で無知で正しい判断が何も出来ない、ほうが大人にとってはやりやすい。染めやすいからだ。だが現実はそうではないだろう。自分のことを考えても、はたしてそうだっただろうか?
つながらない [雑感]
so-net Blogはまだ駄目なようだ。毎日アクセスできない。まあ、β版、という事なんでしょうが、Blogで好きなときにアクセス、更新できないというのは性質上致命的では?
思うに、Blogサービスはまだその収益モデルが確立されておらず、本腰を入れて稼動させても損をするだけなのではないか。利用料は数百円程度までで、無料のところも多い。サービスでは利益が得られないのに、サーバーとトラフィックの負荷だけ増大する。とすると、そこに高価な機器や労力は投入できない。
ではなぜどこも敢えてBlogサービスを立ち上げるかといえば、流行っているからだろう。付加価値、というよりはすでに無いとサービスが見劣りする、と判断されているのではないか。将来においてBlogサービスが巨大な収益性をもたらした時に出遅れているのもまずい。ということで、本業である有料サービスへのユーザーの囲い込みのため、やりたくは無いけれど、やっておかないと勝負にならない、といったところか。
でも「使えない」サービスはサービスを提供しないより悪いような気がする。期待が入っちゃう分、感情的にね。βテスト中ということで予算がつかないのかもしれない。本稼動を前提にしたβでは無く、調査目的のβということかも。テスト中に収益モデルが出来なければ本稼動はしない、とかでしょうかねぇ。
とか書いていたらメンテナンス予定の告知が。まあ現時点ではいろいろ大変かもしれませんががんばってください。